教育課程特例校におけるアンケート結果について
更新:2024年6月14日
概要
本市では、義務教育9年間を見通した連続性のある英語教育を推進するため、四街道市立旭中学校区4つの小学校(旭小学校、山梨小学校、みそら小学校、吉岡小学校)を平成29年度に英語教育推進モデル校に指定し、研究を進めてきました。英語教育推進モデル校は、教育課程特例校の申請を行い、平成30年度より2年間、小学校1年生から「英語科」を新設し、市教育委員会が配付する教材を使用して「話す・聞く」のみでなく、「読む・書く」も充実させた授業を実施しました。英語教育推進モデル校の成果をもとに、令和2年度からは、市内全小学校を文部科学省の教育課程特例校として、小学校1年生から発達段階に応じて4技能をバランスよく育成する「外国語科」の授業を開始しました。
教育課程時数
教職員及び保護者を対象にしたアンケート結果(令和5年度末)
教職員による回答結果
「日々の授業をとおして、自信を持って英語を指導できるようになったと感じますか」では、肯定的な回答が59%でした。自信を持って授業に臨む教職員が増加するよう、引き続き、外国語教育に関する研修を実施し、さらに教職員の指導技術の向上を支援していきます。
「外国語指導助手や専科教員と打合せを含め効果的なTTが展開できたと感じますか」では、肯定的な回答が70パーセントでした。今後も事前の打合せを丁寧に行い、担任と外国語指導助手等との効果的なTT(チームティーチング)を行うことにより、指導の充実を目指してまいります。
「児童の外国語学習に対する肯定的な態度の向上を感じられましたか」では、肯定的な回答が83パーセントと高く、児童の外国語学習に対する意欲の高さがうかがえます。また、「児童の中学校の英語学習に対する不安は軽減されたと思いますか」では、51パーセントが肯定的な回答でした。英語教育において、円滑な小中接続を図ってまいります。
「児童のコミュニケーション能力の中で、向上したと感じる知識・技能は何ですか」では、昨年度同様に「聞く力」が最も多く、次に「話す力(やり取り)」「アイコンタクト・クリアボイス・ジェスチャー等」でした。これは、授業において友達や先生と会話をしたり、発表したりする活動が多く設定され、英語を積極的に聞き取り、自信を持って会話する力が身についてきたことによるものだと考えます。
保護者による回答結果
「外国語科の授業をとおして、お子さまの外国語学習に対する態度や知識・技能の向上を感じられましたか」では、肯定的な回答は50パーセントで、否定的な意見の31パーセントを上回りました。
「小学校における外国語科の実施に対する保護者の感想」では、満足・どちらかといえば満足の合計は52パーセントで、不満・どちらかといえば不満の18パーセントを上回りました。
また、具体的な意見として、
・家でも授業で習った英語の歌を歌っていたり、授業でやったことを話してくれたりと苦手意識を持つことなく楽しく外国語を学習しているようです。
・外国語の授業は楽しいそうなので、今後も楽しみながらより身についてくれると嬉しいです。
・早くから外国語に触れることは、とても良いと思います。
・ネイティブの先生と授業ができる事を楽しみにしています。
・まだ外国語科授業を参観したことがないので、そういう機会があればありがたいです。
このように、低学年からの英語教育について効果的であるという意見が多くありました。
その反面、授業時間の確保や授業参観の機会を増やしてほしいという意見もありました。
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ