富士山等の噴火に伴う降灰への備え
更新:2022年9月21日
令和4年3月に、千葉県は「富士山等の噴火に伴う降灰対策に関する対応指針」(以下、「指針」という。)を策定しました。噴火による降灰は、皆さんの健康やライフライン等、生活に大きな影響を及ぼすため、地震や風水害への備えと同様に、平時から「自助」としての備えを心がけましょう。
大規模噴火時の広域降灰対策検討ワーキンググループ(外部リンク)
1 降灰予測
国の中央防災会議に設けられた「大規模噴火時の広域降灰対策検討ワーキンググループ」による報告書では、千葉県や神奈川県が降灰分布の中心となるケースが示されています。このケースでは、東京湾岸から内陸にかけて4cm~8cmの降灰が予想されています。
2 身体への影響
火山灰は、呼吸器系、目や皮膚への刺激など、健康に影響を及ぼします。
降灰時は、できる限り室内で生活し、外出が必要な場合はマスクをするなどの対策が必要です。
3 ライフラインへの影響
鉄道・道路交通や電気・水道・通信等のライフラインへの影響や家電・通信機器の故障等、皆さんの生活に大きな影響があるものと想定されます。
4 身を守るための具体例
(1)降灰が予想される状況での対策
・ドアや窓を閉める。
・湿ったタオルをドアの隙間や通気口に置く。隙間風が入る窓にはテープを張る。
・壊れやすい電化製品にカバーをして、周囲の火山灰が完全になくなるまでカバーを外さない。
・下水がつまらないように、雨どいや配水管を排水溝からはずす。排水溝もつまらないように、火山灰と水が地面に流れるような状態にする。
・交通輸送力の低下に備え、食料等の物資の備蓄を進める。
(2)降灰中の対策
・ドアや窓をなるべく開けない。
・パニックに陥らず、冷静に行動する。
・外出はなるべく控え、帰宅時は、うがい、手洗い、洗顔等を行う。
・マスクやハンカチ、もしくは衣類等で鼻と口を覆う。
・コンタクトレンズは付けない。
・可能な限り車両の運転は避ける。
・やむを得ず車両を運転する場合には、交通情報に留意し、ワイパーを使用せず運転する。
降灰への備え-事前の準備、事後の対応-(独立行政法人 防災科学研究所)(PDF:465KB)
火山灰の健康影響-地域住民のためのしおり-(独立行政法人 防災科学研究所)(PDF:582KB)
日ごろの備え(千葉県の防災対策豆知識「じぶん防災」)(外部リンク)
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