印旛地域末端給水事業の統合・広域化について
更新:2021年7月6日
印旛地域の水道事業体(成田市、佐倉市、四街道市、八街市、印西市、白井市、富里市、酒々井町、長門川水道企業団)は、千葉県が平成22年3月に示した「県内水道の統合・広域化の当面の考え方」及びその後の検討結果を踏まえて平成27年9月にまとめた「県内水道の統合・広域化の進め方(取組方針)」に沿って、末端給水事業の広域化の検討を行い、「印旛地域末端給水事業統合研究会報告書」として取りまとめました。
印旛地域末端給水事業の統合・広域化の検討結果
検討にあたっては、平成30年3月に印旛地域の末端給水事業体で構成される「印旛地域末端給水事業統合研究会」を設置し、印旛郡市広域市町村圏事務組合が事務局となり、平成30年度は広域化検討の基礎調査、令和元年度は3通りの施設統廃合パターンによる財政シミュレーション等、令和2年度は新たな統廃合パターンや管理の一体化・業務の共同化について検討し、財政シミュレーションを行いました。
また、これらの検討結果を基に、印旛地域の水道事業における広域化のあり方を検討し、将来的な事業統合の実現に資するための基礎資料として、「印旛地域末端給水事業統合研究会報告書」を取りまとめました。
報告書では、「広域化に向けた今後の方向性・考え方として、将来的な人口減少等に伴う給水収益の減少といった厳しい事業環境を踏まえると、スケールメリットを活かして水道事業を運営し、ライフライン機能の維持と質的向上を図り、安全、安定、公平なサービスを提供し続けることが重要である。平成30年度から検討を進めてきた結果、広域化によるスケールメリットは期待されるものの、財政的かつ技術的な観点で団体ごとに格差が生じていることが大きな課題となっている。団体が事業統合を目指すためには、経営状況の改善と格差是正に努める必要があり、そのためには新たな投資と長い年月を要すると考えられる。今後の方向性としては、業務の共同化など、実行可能なメニューから段階的に実施し、これを拡大することによってスケールメリットを活かした事業運営を行うことが望まれる。」と取りまとめました。
印旛地域末端給水事業統合研究会報告書(PDF:6,022KB)
(注釈)報告書のタイトルは、印旛郡市広域市町村圏事務組合の業務委託契約名称となっています。
県内水道の統合・広域化の検討(千葉県ホームページ)
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