(令和4年9月15日号掲載)市PR大使をご紹介します1 オートバイレーサー山中琉聖さん
更新:2022年9月13日
市政だより令和4年9月15日号に掲載した特集です。
掲載されている情報は発行時点のものです。
プロフィール
やまなかりゅうせい
四街道市出身のオートバイレーサー。千代田中学校時代から、活動の場を世界に移し戦う。2020年からロードレース世界選手権(MotoGP)のMoto3クラスに参戦。2022年1月「四街道市PR大使」就任。
夢中になったバイクの世界
「兄がオートレースを始めた時に、自分も体験をしたことがきっかけです」。
最初にバイクに乗った日は、満タンに入れたガソリンが、ガス欠になるまで夢中で走ったという山中さん。
ところが、小学校高学年の時に、思うように走れずスランプ状態に。1年程バイクから離れていた時期があった。
だが、転機が訪れる。バイク友達に誘われて久しぶりに乗ってみると、圧倒的なスピードと体に響くエンジン音を感じられて、車体同士がぶつかり合うほどの激しいバトルができるバイクに再び魅了された。
「再びバイクに乗るために、父に直談判しました。その時に、やるからには本気で取り組むことを自分に誓いました。」
悩んでいたことが嘘のように、大会で優秀な成績を収めることができた。中学1年生の時には、ついに海外レースに参加するまでとなった。
参加した初の海外レース。日本と海外の観客の熱気の違いに驚いた。スペインではサッカーよりも人気のスポーツで、多くの人がレース場に押し寄せるという。
「この舞台にいつか立ちたい。世界で活躍したいという気持ちになり、この時にプロになることを決意しました。」
小さな頃から大活躍!!
プロとしての躍進
オートバイによる世界で最も速いロードレース「ロードレース世界選手権」で活躍している山中さん。
かつては、将来の夢としてロードレース世界選手権に参戦することを目標としていたが、現実味がなかった。だが、「目標に向かって続ければ、努力は裏切らない。夢は叶う」という強い意志を持ち努力を重ねたことで、世界で戦い抜く程の実力を手にした。
2年ぶりに9月下旬に栃木県で行われる「日本グランプリ」。世界レベルの選手が集うこの大会は、母国での開催ということもあり、いつも特別な気持ちで挑んでいるという。
「この機会に、実際の生の音、スピードを感じてもらうなど、少しでもオートバイレースに興味をもってもらって、応援してほしいです。」
市の魅力発信に向けて
2022年1月に市のPR大使に就任した山中さん。ラジオで四街道を紹介するなど、積極的にPR大使としての活動を行っている。
「PR大使の話が来たとき、自分に務まるのかと思うと同時に、素直にうれしい気持ちでした」。大使にあこがれを持っていた山中さん。就任後は、知り合いやスポンサーから話題が出るなどの反響があった。
「海外から帰ってくると落ち着く良い街だなと感じます」。世界という大きな舞台で活躍する山中さんだからこそ感じる四街道の魅力。これからもその魅力を多くの人に伝えるとともに、この街を元気づけてくれるでしょう。