平成22年度決算の概要
更新:2011年10月21日
四街道市の平成22年度決算がまとまりましたので、一般会計を中心にお知らせします。
平成22年度の決算概況
平成22年度一般会計決算規模は、歳入が241億4,558万円(前年度比3.9%減)、歳出が228億8,949万8千円(同2.4%減)となりました。
歳入歳出差引額は12億5,608万2千円で、翌年度に繰り越すべき財源3億1,266万1千円を差し引いた実質収支額は、9億4,342万1千円となりました。
また、普通会計における実質単年度収支額は、地方交付税の増加等により3年ぶりに黒字に転じ、6億8,681万6千円となりました。
特別会計(水道事業会計を除く)については、8会計合わせて、歳入が151億7,155万円(同2.8%増)、歳出が147億1,761万7千円(同4.4%増)となりました。
1.教育と文化が花開くまち | 金額 |
---|---|
外国語指導助手派遣事業 | 2,639万円 |
学校支援職員派遣事業 | 3,191万円 |
旭小学校建設事業 | 5億2,864万円 |
小中学校屋内運動場耐震改修事業 | 2億526万円 |
2.環境との共生を進めるまち | |
合併処理浄化槽促進事業 | 817万円 |
環境美化推進事業 | 469万円 |
環境保全対策事業 | 248万円 |
3.ゆとりと安全を実感できるまち | |
防犯対策事業 | 2,309万円 |
消費生活センター運営事業 | 692万円 |
消防車両整備事業 | 3,245万円 |
4.生涯安心して暮らせるまち | |
子ども手当事業 | 14億3,365万円 |
保育所等緊急整備事業 | 1億4,122万円 |
乳幼児医療対策事業,子ども医療対策事業 | 1億5,728万円 |
検診事業 | 7,848万円 |
5.活力と魅力が躍動するまち | |
戸籍住民基本台帳事務費 | 1,587万円 |
3.3.1号山梨臼井線整備事業 | 6,069万円 |
四街道駅南口広場整備事業 | 1億5,760万円 |
6.市民協働で歩むまち | |
まち活性化事業 | 79万円 |
みんなで地域づくりセンター運営事業 | 544万円 |
国民体育大会開催事業 | 1,521万円 |
歳入の状況
歳出の状況
会計名 | 歳入総額 | 歳出総額 |
---|---|---|
国民健康保険 | 89億43万円 | 86億4,991万円 |
公共下水道事業 | 16億28万円 | 15億4,876万円 |
老人保健医療 | 199万円 | 182万円 |
障害者就労支援センター事業 | 7,588万円 | 6,929万円 |
霊園事業 | 1億6,604万円 | 1億5,779万円 |
介護保険 | 35億6,071万円 | 34億7,016万円 |
土地区画整理事業 | 1億8,501万円 | 1億4,427万円 |
後期高齢者医療 | 6億8,121万円 | 6億7,561万円 |
区分 | 予算額 | 執行額 |
---|---|---|
収益的収入 | 15億2,709万円 | 15億3,327万円 |
収益的支出 | 13億5,707万円 | 13億2,519万円 |
資本的収入 | 1億600万円 | 5,161万円 |
資本的支出 | 6億5,386万円 | 6億1,746万円 |
※脚注 水道事業は、公営企業として独立採算で運営されています。
市債の状況
市債とは、一時的なものを除いた借入金のことで、5年から30年位の期間で返済します。
市債の残高は194億5,713万円(市民一人当たり22万1千円)となり、前年度と比べて7億374万円(市民一人当たり7千円)増加しました。主な要因は、建設事業に係る市債残高が減少した一方で、地方交付税の振替である臨時財政対策債が増加したことによるものです。
市はこれまで地方債の発行に比較的抑制的な財政運営を行ってきていますが、今後の大規模な事業への財源確保の重要な手段として、これからも市財政を圧迫しないよう将来負担を十分考慮し、計画的に有効活用していく必要があります。
主な市債の名称 | 金額 |
---|---|
土木債 | 31億5,610万円 |
教育債 | 27億7,944万円 |
減税補てん債 | 22億2,162万円 |
臨時財政対策債 | 85億4,205万円 |
市債の総額 | 194億5,713万円 |
一般会計市債額の推移
基金の状況
基金とは、財源不足を補うためや、特定の事業に充てるために積み立てるものです。
基金の総額は95億7,096万円(市民一人当たり10万9千円)となり、前年度と比べて6億8,883万円(市民一人当たり8千円)増加しました。主な要因は、地方交付税及び臨時財政対策債の大幅な増加により、市税の減少や扶助費及び公債費の増加といった状況にもかかわらず、財政調整基金を取り崩さずに運営することができ、この結果、前年度決算剰余金が生じ、これを財政調整基金に積み立てたことによるものです。
主な基金の名称 | 金額 |
---|---|
財政調整基金 | 29億121万円 |
住みよい豊かなまちづくり推進基金 | 35億5,779万円 |
市債管理基金 | 6億8,522万円 |
廃棄物処理施設建設基金 | 5億539万円 |
土地開発基金 | 3億3,435万円 |
花と緑の基金 | 3億1,824万円 |
ガス灯設備保守管理基金 | 2億7,633万円 |
基金の総額 | 95億7,096万円 |
一般会計基金額の推移
財政指標の状況
普通会計決算をもとに、財政状況を分析する主な指標は次のとおりです。
財政力指数
標準的な行政活動に必要な財源をどれくらい自力で調達できるかを表しており、1を超えると普通交付税に頼らないで財政運営を行う不交付団体となります。
財政力指数は0.871となり、前年度と比べて0.025ポイント悪化しましたが、県内市平均を上回りました。主な要因は、市税収入が減少した一方で、扶助費や公債費など経常的に支出が増加したためです。
財政力指数の推移
経常収支比率
税などの一般財源を、人件費や扶助費、公債費など経常的に支出する経費にどれくらい充当しているかを表します。一般に、80%を超えると財政の弾力性が失われつつあるといわれており、この比率が高いほど新しい事業を行うための財源が少なくなり、財政運営が厳しくなります。
経常収支比率は90.7%となり、前年度と比べて2.5%改善しました。しかしながら、依然として県内市平均より高い水準で推移しており、引き続き事務事業の見直しなど経費支出の効率化が必要です。
経常収支比率の推移
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