身体障害者補助犬について
更新:2023年1月5日
身体障害者補助犬とは、目や耳、手足など、身体に障害のある人をサポートする「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」の総称で、障害のある人の自立と社会参加を助けるための大切なパートナーです。
補助犬の種類
盲導犬
見えない、見えにくい人が安全に歩けるように、段差や曲がり角を教えたり、障害物を避けることで、歩行をサポートします。
ハーネス(胴輪)をつけていて、「盲導犬」と表示しています。
介助犬
手や足に障害のある人が日常生活の動作ができるよう、物を拾って渡したり、指示したものを持ってきたりし、生活をサポートをします。
「介助犬」と表示しています。
聴導犬
聞こえない、聞こえにくい人に、赤ちゃんの泣き声、玄関チャイム音、メールやFAXの着信音、車のクラクション等、必要な生活音を知らせます。
「聴導犬」と表示しています。
事業者の皆様へ
目が見えづらい人、手足が動きづらい人、耳が聞こえづらい人にとって、補助犬は生活に欠かせない大切なパートナーであり、法律に基づき適切な訓練を受けるとともに、ユーザーが責任をもってその身体を清潔に保っています。
飲食店の客席や、食料品店の販売スペースへの補助犬の同伴、受け入れは営業者の義務となっており、食品衛生法の違反にはあたりません。
「犬だから」という理由で、受け入れを拒否しないようにお願いします。
補助犬を見かけたら
盲導犬や聴導犬等、補助犬の表示がついている補助犬が、身体に障害のある人をサポートしている時、その補助犬は仕事中です。街中やお店で見かけた時は、次のことに注意してください。
- 仕事中の補助犬には、話しかけたり、見つめ過ぎたり、勝手にさわったりするなど、気を引くようなことはしないようにしてください。
- 補助犬に食べ物や水を与えないでください。
- 補助犬が困った行動をしている場合は、補助犬を同伴しているユーザーにそのことをはっきり伝えてください。
- 補助犬ユーザーは、補助犬を同伴していても、困ってしまうこともあります。気づいたことがあれば、「何かお手伝いすることはありますか」とユーザーに声掛けをしてください。何かあった際、周囲の人がすぐに手を貸してくれれば、補助犬ユーザーも安心して外出できます。
ほじょ犬マークとは
ほじょ犬マークとは、身体障害者補助犬法の啓発のためのマークです。
身体障害者補助犬法の趣旨に基づいた普及啓発を行う場合に自由に使用できます。
詳細は厚生労働省ホームページをご参照ください。