B型肝炎の予防接種
更新:2022年3月15日
B型肝炎とは
B型肝炎ウイルスの感染により起こる肝臓の病気です。B型肝炎ウイルスへの感染は、一過性の感染で終わる場合と、そのまま感染している状態が続いてしまう場合(この状態をキャリアといいます)があります。キャリアになると慢性肝炎になることがあり、そのうち一部の人では肝硬変や肝がんなど命に関わる病気を引き起こすこともあります。
B型肝炎ワクチンによる予防は、肝炎の予防というよりウイルスの持続感染を防ぎ、将来発生するかもしれない慢性肝炎・肝硬変・肝がんを防ごうとすることが最大の目的です。
副反応
接種箇所が赤くなったり、腫れたり、痛みを感じたり、注射したところだけでなく、刺激に反応しやすくなったり、熱が出たりすることがあります。いつもより機嫌が悪かったり、ぐずったり、眠そうにしたりすることもあります。
接種方法
対象年齢
生後1歳になるまで(1歳の誕生日前日まで)
標準的な接種期間:生後2月に至ったときから生後9月に至るまで
接種間隔
生後1歳までに3回接種します。27日以上の間隔をおいて2回接種した後、第1回目の接種から139日以上(20週以上)の間隔をおいて1回接種します。
※母子感染予防のために抗HBs人免疫グロブリンと併用してB型肝炎ワクチンの接種を受ける場合は、健康保険が適用されるため、定期接種の対象外となります。このような理由で接種した場合は保健センターまでご連絡ください。