大切な人のいのちを支えるためにできること
更新:2024年8月20日
ゲートキーパーを知っていますか?
悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聴いて必要な支援につなげ、
見守る役割のことをゲートキーパーといいます。
傾聴力を身につけ、大切な人のこころの不調に気づく
ゲートキーパーになりませんか?
ゲートキーパーの役割
ゲートキーパーの主な役割は次の4つです。
難しいことではなく、誰もができることです。
そのうちどれか1つができるだけでも、悩んでいる方にとっては大きな支えになるでしょう。
(1)いつもとの違いに「気づく」
(2)気づいたら「声をかける」
(3)相手の気持ちに寄り添い「傾聴」する
(4)適切な専門家に「つなぐ」
大切な人のいのちを守る行動
(1)気づき
周囲の人で、いつもと様子が違うなと思う人はいませんか?
言葉には表さなくても、「何だか様子がおかしい」と感じることがゲートキーパーへの第一歩です。
SOSサイン |
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□表情が暗く、元気がない |
□食欲がない、酒量が増す |
□周囲との交流を避けるようになった |
□遅刻や欠勤することが増えた |
□体調不良や不眠を訴えるようになった |
□大切にしていたものを捨てるなど、身辺整理をはじめている |
□死をほのめかす、投げやりな態度をとる |
(2)声かけ
悩みは自分から打ち明けにくいもの。
まずは「あなたを心配している」という気持ちを伝えて、相手に話すきっかけを作ってみましょう。
こんな言葉をかけてあげて
- 「元気がないけど無理してない?」
- 「最近、眠れてる?」
- 「何か力になれることはない?」
- 「悩みがあるなら、よかったら相談して」
- 「大丈夫?疲れているんじゃない?」
(3)傾聴
悩みを打ち明けられたら、まずはこれまでの苦労をねぎらい、安心して話せる雰囲気をつくりましょう。
相手が体験したことや考えていること、感じていることを尊重し、否定したり話をそらしたりせず、聴き役に徹しましょう。
悩みを抱えている人に対して、安易に励ましたり、相手を否定したりするような言葉を投げかけるとかえってこころを閉ざしてしまうことになります。
相手をねぎらい、安心させてあげましょう。
積極的にかけたい言葉
- 「大変でしたね」
- 「いままでよく頑張りましたね」
- 「話してくれてありがとう」
- 「焦らなくても大丈夫」
- 「ゆっくり過ごしてね」
避けたい言葉
- 「頑張っていこうよ」
- 「何とかなるよ」
- 「考えすぎだよ」
- 「つらいのはみんな同じだよ」
- 「死ぬ気でやれば何でもできるよ」
(4)つなぐ・見守る
傾聴することで、相手の気持ちを軽くすることはできますが、本当の問題解決のためには、専門家の力が必要です。
本人の意思を尊重しながら、適切な支援につなぐためのサポートをしましょう。
専門家につないだあとも、変わらず見守っていることを伝え、安心感を与えましょう。
サポートの例 |
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□相談先に連絡を取り、相談場所や日時などを具体的に設定する |
□可能であれば相談先に一緒に行ってあげる |
□押し付けでなく、相手の意思を第一に考える |
市ではゲートキーパー養成研修を開催しています
「ゲートキーパーについて詳しく知りたい」、「傾聴力をつけてみたい」など、興味のある方はぜひ参加をお待ちしております。
詳しい内容については、市政だより、ホームページ等でお知らせいたします。
日にちが決まりましたら、ホームページではこちらのリンクでお知らせいたします。