停電後の火災防止について
更新:2019年9月20日
災害により停電が発生すると、電力復旧後に思わぬ火災が発生する可能性があります。消防本部では電力復旧後に発生しやすい火災について注意を呼びかけています。
通電火災を防ぐには
通電火災とは、停電から復旧した際に、停電前までに使用していてスイッチがオンになったままの電熱製品が出火して引き起こされる火災のことです。
通電火災を防ぐために必要なこと
- 停電中に自宅を離れる際にはブレーカーを落とし、急な電力復旧に注意する
- 電力復旧前に電気スタンドやオーブントースターなどの電熱製品の付近にカーテンや食べ物などがないか確認する
- 破損した電化製品などコンセントが接続されていないか確認する
- タイマー機能などを設定している電熱製品は、電力復旧後でなく時間が経過してから作動する場合や設定している時間とは異なる時刻に作動する場合があるため注意する
- ガス漏れが発生しているか確認する
裸火の取扱いにご注意
停電時には明かり取りの目的でろうそくを使用、調理目的でカセットコンロなどの裸火を使用する場合があると思います。
普段、裸火を使い慣れておらず、更に災害等による疲労から裸火を使用していることへの注意が十分に行き届かない場合があり、ろうそくやカセットコンロなどの消し忘れ、取扱いの不注意や転倒などから思わぬ火災へと発展する可能性があります。
裸火の取扱いによる火災を防ぐために必要なこと
- ろうそくを極力使用しないよう電池式のランタンなどを活用する
- ろうそくを使用する時は金属製や陶器などの不燃の台座に安定させて立たせ、転倒や燃え尽きた時でも火が着かないようにして、その場を離れない
- 転倒した場合に備え、周囲に燃えやすいものを置かず、消火器や水バケツを用意し、いつでも消火できる準備をしてください
- カセットコンロなどを使用する場合は、鍋底がカセットボンベを覆うと加熱して爆発する恐れがあるため、鍋底の大きい物は使用しない
- ガス漏れを防ぐため、カセットボンベをしっかりと装着する