四街道の歴史 よもやま話6
更新:2024年4月1日
もねの里に保存された古墳
物井古墳群
物井5号墳・8号墳 平面図
もねの里2丁目29番には、二基の古墳(物井5号墳・8号墳)が未調査のまま現状保存されています。
保存された二基の古墳は出口遺跡に属し、周囲では十二基の古墳が調査されています。
物井古墳群の範囲は、千代田地区と物井地区の両地区を合わせて物井古墳群とする考え方もありますが、一般的には、物井地区の清水・出口・新久の三遺跡内に所在する古墳を総称して物井古墳群としています。
物井古墳群の中の清水S15号墳調査時全景
物井古墳群は、古墳時代後期である六世紀後半から七世紀初頭の、極めて短期間に形成されました。
この古墳群では、平面形が単純な円形が多いですが、埋葬施設に近い部分の周溝が途切れた円墳や短い突出部を持つ古墳など、古墳の形にいくつかのバリエーションがあります。
物井古墳群中の清水S16号墳の発掘調査風景(真上から)
清水S16号墳の発掘調査風景(前方部側から)
文:栗田則久(千葉県教育振興財団)
協力:千葉県教育振興財団
写真:四街道市教育委員会・千葉県教育振興財団所蔵
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