四街道の歴史 よもやま話7
更新:2024年4月1日
もねの里に保存された古墳 その2
もねの里2丁目29番には、二基の古墳が現状保存されています。そのうちの一基である、保存された物井8号墳の北東に近接する出口遺跡D05号墳は、前方後円墳に近い形をしており、二基の埋葬施設のうち一基は筑波石を使った箱式石棺です。
D05号墳全体図
内部からは弓の飾り金具などが見つかっており、茨城県の筑波方面から運ばれた石を用いた箱式石棺が造られていることから、物井古墳群内でも有力者の古墳と考えられます。
D05号墳第1主体部
もねの里古墳広場の二基の古墳は調査が行われていないため、詳細については不明です。しかし、測量図から、物井8号墳は前方後円墳に近い形の有力者の古墳と考えられます。今から約一,四〇〇年前頃に造られた古墳が当時のまま保存公開されています。散歩がてら是非見てもらいたい古墳広場です。
お問合せ
教育委員会教育部文化・スポーツ課文化振興係まで
電話043-424-8934
FAX043-424-8923