まちの記憶 #87ジーンズ専門店ザ・ビーンツリー(豆の木)さん
更新:2024年3月29日
2007年3月下旬の頃
津之守通りの熊野落花生店さんの右隣りに、ザ・ビーンツリー(豆の木)さんというジーンズ専門店があった。
トマホークを手にした怒れるインディアンの若い戦士が看板だった。遠くからでも目立ったものだ。店の前にいつもジーンズを展示し、カウボーイハットの若人が椅子に座った様子など、米国西部の雰囲気を醸していた。玄関の扉上方に、野牛アメリカバイソンの黒褐色の毛皮と角が掲げられ、これも看板の1つだった。御主人がアメリカに渡って、直接買い付けたという。
2014年、御主人が他界されたため、閉店した。その後、すっかり模様替えし、2020年春に“憩い処三陸”さんという飲食店になった。
描かれた場所
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まちの記憶について
まちの記憶は、四街道市内のかつての風景と、その場所にまつわるエピソードを添えたコラムです。四街道市に生まれ育ち、その地で70年以上暮らしている画家の福田芳生が、記憶をたどりながら描いた色鉛筆画とテキストで綴ります。(絵・文:福田芳生)まちの記憶について