まちの記憶 #95 姿を消した郷土の森の展望台
更新:2024年11月15日
1997年7月下旬の頃
鹿渡部落の外れに、郷土の森の入口があった。深い森を抜けると、展望台に達する。水田の側からも、展望台の梯子を登ると、遙かに緑の山野を眺めることができた。この展望台は1997年春に完成し、約10年後に姿を消した。図はJR栗山踏切付近より、展望台と背後の郷土の森を見たもの。遠方の家並は旭ヶ丘団地。焚火(たきび)やタバコの不始末で、ボヤが起きたりしたので、郷土の森は閉鎖されたという。自然との共存は、難しい問題を抱えている。市民との協力が重要課題だ。
描かれた場所
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まちの記憶について
まちの記憶は、四街道市内のかつての風景と、その場所にまつわるエピソードを添えたコラムです。四街道市に生まれ育ち、その地で70年以上暮らしている画家の福田芳生が、記憶をたどりながら描いた色鉛筆画とテキストで綴ります。(絵・文:福田芳生)まちの記憶について