まちの記憶 #94 昭和の福島お菓子屋さんの店先
更新:2024年10月16日
1960年(昭和35年)7月中旬の頃
現在、福島お菓子屋さんは、JR四街道駅北口のえのき通り側に店を開いている。店内に和菓子やケーキなど上質な商品を並べている。以前、店は裏側の駐車場のある通りにあった。
昭和の時代は、コッペパンや食パンの販売が主流だった。カナダ産の小麦粉を使用しているという。ある時子どもが、コッペパンを指さして「ノージャム付けて」と言ったそうだ。町の人は“福島パン屋さん”と呼んだものだ。昭和35年夏には、アイスクリームの販売を始めたという。この付近には、魚角(うおかく)という魚屋さんもあった。懐かしい通りだ。
描かれた場所
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まちの記憶について
まちの記憶は、四街道市内のかつての風景と、その場所にまつわるエピソードを添えたコラムです。四街道市に生まれ育ち、その地で70年以上暮らしている画家の福田芳生が、記憶をたどりながら描いた色鉛筆画とテキストで綴ります。(絵・文:福田芳生)まちの記憶について